お米のおいしい研ぎ方

なぜお米を研ぐのか?お米の美味しい研ぎ方とは?

なぜお米を研ぐのか?

そもそも、なぜお米を研ぐ必要があるのでしょうか?

お米をよく見ると、たてに筋(すじ)が入っているのがお分かりいただけるでしょうか?
洗っていないお米は、この筋(条溝といいます)の中に、精米したときに残ったヌカが入り込んでいます。
このまま炊くと、ヌカ臭いご飯になってしまって、ご飯のかぐわしい香りが味わえなくなってしまうのです。

さらに、このヌカは、ご飯が腐るのを早める効果まであるので、夏場は「危険」でさえあります。

おいしく お米を研ぐ には?

お米は、臭いや色などをすぐに吸収してしまいます。

ですから、お米を研ぐときにもすばやく水を流したり捨てたりすること。

のんびり洗っていたり、いつまでも水の中にお米をつけておくと
一度溶け出したヌカが、再びお米に吸収されてしまい、結局ヌカっぽくなってしまいます。

お米とぎは「すばやく!」が基本です。

もう一つのお米の性質として、
お米は水に浸すと壊れやすくなる性質があります。

ですので、お米を研ぐ ときにはやさしく研ぐ のも大切です。

力を入れて研ぎすぎると、水につかってもろくなったお米は割れてしまい、
これを炊くとベタベタしたご飯になってしまいます。

豆知識!

※今よりも精米技術が発達していなかったときは、ヌカが非常に多く残っていたために
力を入れて研ぐ ことが勧められていました。

しかし現在は、精米技術も発達し、あまり力んで米を研ぐ必要はなくなっています。

特に最近であれば、まったく洗わなくても良い「無洗米」も登場してきています。

お米とぎ、これをやってはいけない!

お米とぎには、「これはやってはいけない」というタブーがあります。
その中の2つを紹介しましょう。

1.お湯でお米をといではいけない

お湯で お米を研ぐ と、お米の表面が溶けやすくなります。
そのため舌触りの悪いご飯になってしまいます。

2.ザルでお米をといではいけない

ザルの網目にお米が押し付けられて、お米が割れてしまいます。


おいしいお米の研ぎ方をマスターしたら、次は お米を水に漬ける段階です。
おいしいお米を炊く には 浸すことへ。